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新築住宅を建てたい

5.柱や梁を表す面白さを知ろう

柱や梁等の構造材を表すと、とてもデザイン性の高い住宅にすることができます。というのも、伝統的な日本建築の柱や梁(構造)が表れている(構造=意匠)のを世界中の建築家が参考にして、近代建築という建築の潮流になっていきました。

現在の日本の住宅では、木材の梁は表れている場合がありますが、柱がみえる住宅は少なく、石こうボードとビニルクロスに包まれてしまっています。このように、柱をみせない納め方を「大壁」と呼び、古民家のように柱をみせる納め方を「真壁」といいます。最近の住宅は大壁で、真っ白なクロスを貼り、梁だけを美しくみせるというのが主流になっています。


真壁
(岡田邸改修工事)

大壁
(新しい農家のための住まい)

昔は柱をみせる場合は無節といって、節が全くない柱でないと使えない空気がありました。立方メートル辺り50万もする場合があり、12cm角で高さ3mだと、
0.12m*0.12m*3m=0.0432m3 →0.0432m3*500,000=21,600円
柱一本で2万円を超えてしまいます。

通常は、立方メートル辺り6万程度ですから、一本2500円程度です。
ただ、今は、節がある材を使うことが許される空気になってきたため、一本5000円程度の少しよい木を使って柱をみせることが多くなりました。


割れのない面を並べた例(上板町学童保育施設)

柱は、開口部がある側に、木表を向けます。木は、芯に近い方を木裏と呼び、樹皮に近い方を木表と呼びます。乾燥が進むと、木裏側に凸に乾燥が進むため、開口部に木表を向けておかないと、建具の閉まりが悪くなってしまうのです。 柱だけでなく、梁や敷居、鴨居等も、全て、木表を生活の表に使うようにします。


木表と木裏
(ヤマベの木構造より抜粋)

一本一本の柱の向きを考える
(杢居)


梁は、天然乾燥材の場合には、必ず割れが入ります。割れが入る側を見極めて、割れの見えない面をどのように並べるかがデザインです。かつ、木には、元口(根の側)と末口(枝の側)とがあり、台風が多い地域では、根元には白蟻に強い赤身の部分が多いため、元口を外周に向けて梁を並べます。また、商売人の家では舷を担いで末広がり(末口を外周に向けて)に梁を並べます。

これらは単なる一例ですが、施主さんの希望する間取りに合して、構造を設計し、かつそこに意匠性を持たせる。快適な生活が送れるように設備を配置するにも、柱梁が表しのため配線や配管を上手に設計しておく必要がある。柱や梁を表す面白さはここにあるのです。そして、面白いだけでなく、真壁であれば将来的な構造材の耐力低下等を直接確認することができ、住宅を長持ちさせることができます。

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