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新築住宅を建てたい

2.いのちをまもる建築をつくろう

いつの間にか、効率化や生産性の向上が生み出したものが生活の隅々にまで及んできました。福祉は福祉ビジネスに、子育てですら教育ビジネスとして企業活動が始まり、本当に大切なものが置き去りにされている気がします。

住宅産業は、国全体の経済に占める割合が大きいため、国策として様々な罠があります。

例えば、人工乾燥材。
現在、徳島県内で建っている住宅のほとんどは人工乾燥材になってしまっています。人工乾燥材とは、高温の窯に入れ、2日程度で木材を乾燥させてしまった材です。見た目はきれいですが、不適切な乾燥が行われると、内部には割れが入り、地震時に十分な力を発揮することができません。

人工乾燥材の内部割れ(安全・安心な乾燥材の生産・利用マニュアルより抜粋)
人工乾燥装置

しかし、天然乾燥材は切旬を守り、半年も乾燥をさせなければならないため、保管費用や売れ残りのリスク等があり、志のある林業家以外はつくっていません。また、施工者の側も、切旬があると、一年中住宅を建てることが出来ないし、施主さんが急に設計変更を申し出た場合に、材料が使えなくなることを嫌がり、人工乾燥材を使うことが一般になっています。

加えて、天然乾燥をする場合には、含水率を下げるため、木を山側に倒し、葉をつけたままにし、蒸散作用を得ながら乾燥(葉枯らし乾燥)をさせます。木を山側に倒すのは、谷側に倒すのと違い、熟練の技が必要となりますが、林業作業者の減少等から技術継承が十分に行われていないという現実もあります。

山側へ倒し葉枯らし乾燥を行う
天然乾燥の様子

国は、含水率という木材の一性能にのみ標準をしぼり、人工乾燥材を普及させてきました。天然乾燥材は強度だけでなく、人工乾燥材では失われてしまう木材の調湿性や香り、シロアリへの耐犠牲等を持ち続けます。木造住宅を建てるのであれば、天然乾燥材を使うべきです。

その他にも、耐震等級や省エネ性能、シックハウス対策など、効率化や生産性を向上させるために、住まい手の健康や安全性、費用を犠牲にする様々な罠が住宅にはあります。こうした罠を見破り、家族が健康で安心できるような住宅をつくっていきたいと思います。

私たちは、施主さんと一緒に、「いのちをまもる建築」をつくっていきます。

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