CASBEE戸建住宅評価員の講習会

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環境負荷の小さい住宅かどうかを計るものさしに、CASBEEという評価方法があります。

徳島ではまだまだなじみが少ないですが、東京や大阪では、確認申請時にCASBEEの提出が義務付けられている場合もあります。

S(とてもよい)から、A、B+(普通)、B-、C(よくない)の5段階で、建築物を評価します。

 

 

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CASBEEとは、敷地の内外を境界として、Q(建築物等が環境にいかにいいか)と、L(建築物等が

環境に如何に負荷を与えるか)を評価して、QをLで割った効率をみるという評価方法です。

 

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ただ、とにかくLの方を小さくすれば、Qが小さくても効率が上がってしまうため、下図のように、Qが50%以上の

評価がないと、Sランクには評価されないということになっています。

 

 

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最終的には、こうした分かりやすいグラフになり、表示をされます。

全てをよくするのが目的ではなく、水資源に関する環境負荷を抑えるところに力を入れたなど、バランスをみることができるのが、

CASBEEの魅力になっています。

 

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CASBEE自体は自主評価が基本ですが、確認申請等に提出する際には、きちんとCASBEEを使えるというお墨付きが

必要となり、この度、大阪で開催された講習会に参加をしてきました。10月には試験があり、合格をすれば、晴れて、

CASBEEの評価員に認定を頂けます。

ABOUTこの記事をかいた人

徳島県上板町にて、コミュニティ建築家としてがんばっています。 会社:プリズム建築設計室 資格:一級建築士、博士(工学)、土地区画整理士