環境負荷の小さい住宅かどうかを計るものさしに、CASBEEという評価方法があります。
徳島ではまだまだなじみが少ないですが、東京や大阪では、確認申請時にCASBEEの提出が義務付けられている場合もあります。
S(とてもよい)から、A、B+(普通)、B-、C(よくない)の5段階で、建築物を評価します。
![cv2](http://prism-tokushima.com/blog/wp-content/uploads/2015/09/cv2.gif)
CASBEEとは、敷地の内外を境界として、Q(建築物等が環境にいかにいいか)と、L(建築物等が
環境に如何に負荷を与えるか)を評価して、QをLで割った効率をみるという評価方法です。
![img5](http://prism-tokushima.com/blog/wp-content/uploads/2015/09/img5.jpg)
ただ、とにかくLの方を小さくすれば、Qが小さくても効率が上がってしまうため、下図のように、Qが50%以上の
評価がないと、Sランクには評価されないということになっています。
![img6](http://prism-tokushima.com/blog/wp-content/uploads/2015/09/img6.jpg)
最終的には、こうした分かりやすいグラフになり、表示をされます。
全てをよくするのが目的ではなく、水資源に関する環境負荷を抑えるところに力を入れたなど、バランスをみることができるのが、
CASBEEの魅力になっています。
![img.resultsheet](http://prism-tokushima.com/blog/wp-content/uploads/2015/09/img.resultsheet.jpg)
CASBEE自体は自主評価が基本ですが、確認申請等に提出する際には、きちんとCASBEEを使えるというお墨付きが
必要となり、この度、大阪で開催された講習会に参加をしてきました。10月には試験があり、合格をすれば、晴れて、
CASBEEの評価員に認定を頂けます。