今朝は、カイル先生の、ストローベイルの納屋づくりに参加させていただきました。
驚きの熱伝導率0.038w/k・mもあり、材料の特性として厚みがあるので、壁厚をとっても問題ない建築条件であれば取り入れることができると思いました。
昨晩は、土壁の話題でも盛り上がりました。土壁の耐震性能については、実験が進んでいます。今後、断熱性能についても、改良ができれば、内外真壁も可能になるのではないか、そういう思いを強くしました。
現代の木造建築は、構造としての壁、断熱材、防水材をそれぞれ別の材料で担っていますが、これら三役もった土壁もできるかもしれません。
近代建築は構造を立面に表現することを目指しました。でも、社会的な要請から断熱性能が必要となり、本当の意味で構造を立面に表現することが木造では難しくなりました。三役土壁ができれば、新しい木造建築の表現を実現できるのではないかと昔から思っているのですが、カイルさんとお会いして一歩進めることができました。