天然乾燥材でつくった学童保育施設 土台敷き

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久々の更新です。

今週は、上板の学童保育施設の建て方でした。

 

基礎はバッチリきれいに打設できています。

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仮設足場も組みあがっています。

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基礎の天端に土台を敷くために墨を入れていきます。

「Z」にみえるのは、実は「S」で、SIN(芯)のことです。

この墨が間違っちゃうと、全て間違ってしまうので、慎重に。

設計者も一つ一つ確認をしていきます。

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あと、基礎から突き出ているのは、アンカーといって、土台と基礎とを接合するためのものです。

 

まずは、こういう感じで、土台の通りをみていきます。

土台一本ごとに番号が振られているので、その番号に合せて土台を仮に置いていきます。

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土台の位置が全て決まりました。

 

 

次に、土台を敷く前に、パッキンを基礎の天端に敷いていきます。

これは、レール120という気密タイプのパッキンで、床下に外気を完全にシャットアウトするようにします。

床下の換気を取るのは、基礎が布基礎の場合で、ベタ基礎の場合には、基礎も断熱をするため、

換気をとらないようにするべきです。この辺、難しいので、また、改めてブログに書こうと思います。

 

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あと、土台に色が塗られているのは、防蟻塗料です。土台の裏側は永久に手を入れることができないので、

土台を敷く前に裏側に防蟻塗料を塗っておきます。後で、他の面にも塗りますが、仕事の邪魔になるので、

この時点では裏面にだけ塗っておきます。

 

土台と基礎との接合するために、アンカーボルトを縫います。

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土台の上に根太を敷かずに、直接、40ミリの杉板を敷くため、アンカーボルトが飛び出すと不便なので、

座彫りタイプのアンカーボルトを使用しました。

基礎に打設する段階で、土台天から5~8ミリ程度下げておきます。

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土台と土台との接合部は、大入れの蟻掛けという納まりにしています。

通常は、蟻掛けだけですが、大入れをすることで、土台の強さが増します。

蟻とは、下の写真の台形の部分。蟻の頭に似ていますか?

大入れは、台形から右側のカクカクとしているところです。

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土台敷きが完成しました! 次は柱を建てます。

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ABOUTこの記事をかいた人

徳島県上板町にて、コミュニティ建築家としてがんばっています。 会社:プリズム建築設計室 資格:一級建築士、博士(工学)、土地区画整理士