久々の更新になってしまいました。
今日は、柱状改良を行う現場の試験に、立会いをしていました。
地盤の深さ4m位まで自沈層がところどころにある土地です。
自沈層とは、簡単に説明すると、建物が乗るだけで、自分の重量で沈む恐れがある土地です。(現実はなかなかそんなことはありません)
地震の時は、不動沈下等が起こりやすいため、変な説明となりますが、平等に沈むように地盤改良を行います。
平等に沈んでくれれば、床が傾くなど、使用上の問題が起こらなくなります。
今回は、柱状改良といって、地面から4mほど深さまで、セメンントを撹拌しながら、土地を固くするという工法を採用しました。
直径60cmの羽根で、撹拌をします。
先端等からセメントが噴出し、土と混ざっていきます。
混ざっている様子は、地面の中なので分かりません。(汗)
モニターなどで回転数を確認し、また音や振動などでも混ざり具合を判断していきます。
混ざる成功率が学術的に明らかになっている、「認定工法」を採用しています。
これは、一本目の地盤改良を行った後に、試験用に部分的にコアを採取したものです。
これを、1日、7日、28日後に破壊試験を行って、土ときれいにコンクリートが混ざって、
設計通りの耐力がでているかどうかを確認します。