『徳島の家』新刊発売

tokushimanoie2016

今年の夏も、『徳島の家』が発売になります。

http://medicomm.jp/new-topic/2016062300055/

tokushimanoie2016

 

毎年、徳島県内のハウスメーカー、工務店、設計事務所が、これはという作品を掲載し、分厚い一冊の本にまとまっています。作品を網羅的にみるという意味で、家づくりを真剣に考える施主さんの入門書に私は良いと思っています
弊社は、毎年広告ページを出していて、今年は設計段階での「博士の家づくり講座(全10回)」の概要と、「セルフプランニング講座」を受講いただいた施主様の模型作品とを掲載をさせていただきました。

さて、今回、特に感動をしたことがあります。
毎年、広告ページを出している設計事務所は、弊社を含めて3社しかないのですが、内野設計さんが、広告ページを使って、ご自身が行かれた熊本地震の応急危険度判定について説明をされました。
ここで、応急危険度判定が、決して全壊、半壊、安全という意味の判定ではなく、直せることもあるのに、解体、建替えを強引に勧めるハウスメーカーがあることを嘆かれていました。未被災地の設計士として、応震改修(地震被害を受けた住宅を直す)の技術を高めていく必要性を問われました。
また、被害を小さくするために、県民に対して耐震診断、改修設計を先行をして行えるように、改修設計についても県補助をつけることを提案をされました。改修設計を先行をして行っておけば、子どもが戻ってくるときやこれぞという機会に、少しずつでも耐震改修工事を進めることが出来ます。
地震被害を少しでもなくすためにある意味、意見広告をされた、内野さんの姿勢はとても素晴らしく、やはり日本のトップアーキテクトだと思いました。

ABOUTこの記事をかいた人

徳島県上板町にて、コミュニティ建築家としてがんばっています。 会社:プリズム建築設計室 資格:一級建築士、博士(工学)、土地区画整理士