今週、無事に建前を終えた新築住宅です。
建前が終わって、一息ついて、大工さんと本格的な打合せに入ります。
まずは、建前時のちょっとしたミスの訂正から。
建前の時は、応援といって、他の会社の大工さんも多数入ってくるため、どうしてもミスがでてくるようです。
例えば普段はなかなか入れない小屋筋違。1階から2階、小屋裏まで筋違を通すことで、屋根に係る力をきちんと
耐力壁に伝えることができるようになります。しかし、法などで規制がされていないため、通常の仕事では、
ここに筋違を入れることはなかなかありません。
そのため、なぜか、筋違の位置がずれてしまっています。
この他に、基礎のレベル変更に伴い、土台の長さがあっていないなど、現場で何かを変更すると、必ず他の所に
影響が出てきます。設計者も施工者も全員で注意をしてみていますが、少々ミスはでてきてしまいます。
これを構造的に欠陥がでないように、修繕をしていきます。
現場は生き物です。設計者には柔軟な判断と、安全性をまもる厳しい目が必要です。