上板で開催されたバースカフェで講師をしていただいた、橋本ちあきさん。
その時に、高速バスまでの送迎を担当したのですが、話がはずみ、
京都で解体修理をしている古民家の現場を訪ねることになっていました。
妻の妊娠などでなかなか夫婦で行くことができず、近所に越してきた友人と男二人で行くことに。
丹波ののどかな田舎。
風の通る丘の上に古民家がありました。
ちょうど、今がある部分だけが風が通り、数メートル離れた玄関の部分は無風。
敷地を読むことが建築の一番大事なことだと改めて思いました。
建築構造は、柱を直接、基礎石に載せる石場建てという伝統構法です。
60年前に建築基準法が出来て以来、この構法で新築をすることが出来なくなっています。
土台のようにみえますが、柱が勝っています。
土台にみえる横架材は、足固めです。
足固めさえ、X,Y方向で高さを変えるというこだわりの仕事でした。
外周部だけでなく、室内側も貫が通り、木舞(こまい)がかかれていました。
は厚貫。1寸(3cm)×4寸(12cm)でした。
軒高の低い庇部分は3本、母家は5本入っていました。
この日は、木舞かきと、荒壁塗りを体験させて頂きました。
この木舞を編みました!どうですか、なかなかのもんでしょう。
荒土は、以前の壁の土と新しい土とを混ぜてつくります。
土壁を塗ってる写真はありません。
とても楽しかったです。また、完成までにお手伝いにいければと思います。