今日はリフォーム計画中の御宅の地盤調査でした。
必ず家の人と一緒に確認をしてもらっています。
平成12年以前は基礎の設計にあたり、地盤調査を行うことが義務付けられていなかったため、地盤がどのような特性があり、耐力がどの程度あるか分かってない家がほとんどです。
現在施工されている基礎が土地の特性にあっているかどうか判断をするために、地盤調査を行います。
その上で、基礎についても耐震改修をすべきかどうかの判断材料とします。
地盤調査を行うと、地耐力を推定をすることができます。
地耐力が20kN/m2という値以下の場合には、通常の基礎では設計が出来ず、地盤改良や杭基礎工事が必要となってきます。
20~30kN/m2の間であれば、ベタ基礎であれば設計が可能です。
30kN/m2であれば、布基礎でも大丈夫です。少し前までは布基礎のお宅が多いのですが、地盤調査を行わずに設計・施工をしている場合が多く、
30kN/m2を超えるかどうかが、耐震改修の一つのポイントになってきます。